寝る子を起こす
2019年 09月 29日
東部歯科診療所のブログです。
東部歯科診療所ホームページはこちら
「寝る子を起こす」問題を再度起こしてしまう、余計なことをするんじゃない!と言った意味でしょうか。 お口の中では失った歯のスペースを長期間放置することで無くなった歯の後ろの歯が前方へ倒れてしまうということがよく生じます。 このままでは被せ物を入れることは出来ません。そのまま被せようとすると無理やり歯を斜めに削ったり、歯ブラシのしにくい被せ物しか入れることができません。
「寝る子を起こす」治療を行いました。 装置も極めて単純なもので、少し太めの針金を1本、矯正用金具(ブラケット)1つ、細めの針金をくるりんと1本曲げるだけです。 あとは針金が元に戻る力を利用して待っているだけ。 (写真の症例は2回ほど針金を活性化、調整しました)
これだけ歯が起き上がってくれば再度被せ物を入れることが可能になったと思います。前の2本の歯の仮の土台、仮歯とともに起きた歯の治療を始められそうです。 抜歯してインプラントという選択肢よりも治療終了後のブラッシングは大変かもしれませんが自身の歯で噛めることの方がメリットが大きいと思います。
できる限り自分の歯で噛めるようになれるような治療を提案していけるように知識も技術も研鑽を続けたいと思います。
※この治療は自費診療となります。起こしたい歯が癒着している場合には同様の治療効果が得られない場合もあります。
東部歯科診療所ホームページはこちら
by isseism
| 2019-09-29 11:06